誕生日小話その1

 

「あのー財前くん?」
「なんスか」
「これは何でしょう…?」
「見て分かるやろ。ケーキっすわ」
「いや…それは分かるんですが…」
「何で標準語なん」
「この緑のは何かな…と思いまして」
「ああ。オクラですわ。入れたら先輩喜ぶ思てん」
「わー俺の好物覚えとってくれたんかー☆ってアホか!そない気遣いいらんわ!」
「食べてくれへんの…?」
「(うっ…)いや、別にそういう訳や…」
「せっかく先輩のために作ったのに…」
「(ううっ…)いや、その…」
「……」
「…あーもうしゃあないなあ!」

「で、ユウジはトイレに駆け込んだと」
「そぎゃんイジメると可哀想たい」
「まさかほんまに食べはるとは思わなかったんで」
「お前なあ…」
「ユウジ先輩の愛を感じましたわ」

 

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光に振り回されるユウジ。
光は多少電波でもいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

小話その2

 

「ユウジ先輩」
「なんや?」
「誕生日プレゼントやけど、

 @キス Aちゅー B接吻

 どれがええ?」

「え、他に選択肢はないんか」
「ない」
「……」

 

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ちゅーって響きが可愛くて好きです。

 

 

 

 

 

 

 

小話その3

 

「光?」
「ん?」
「なんで俺に引っ付いとるん?」
「なんでって…ユウジ先輩の誕生日やから」
「そうか」
「うん」

 

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誕生日はユウジに抱きついても良い日!←適当

 

 

(2009.9.15up)(ユウジ誕生日その3)